物作りを始めてあっという間に25年以上。感謝を込めてダイヤモンドパイソンを使った手縫い
ウォレットを作りました。
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縫製は自作のレーシングポニーを使い大変 ウォレットロープを付けるリングです。
丈夫なロウ引きポリエステル糸を手縫いで ウォレットのアクセントになっていてお洒落な
縫います。ミシン縫製では表現できない デザインです。
『あじ』のある縫製だと思います。
パイソン革の下に立体感が出るように特殊な材質の物を入れて作りました。
さりげない事ですが、こんな所にもこだわった作りになっています。
ーちょっと一言ー
スポンジ等で簡単に立体感を出せると思いましたが、ウォレットは180度曲げるので革との
相性が悪く、数ヶ月試行錯誤を繰り返しながらやっと具合の良い素材にたどり着き製品に
なりました。
手に持ったときしっくりくるように曲線を生かし 片側にマチを付けているので大きく開き小銭
たデザインに仕上げました。 を取り出しやすい作りになっています。
小銭入れのファスナー取り付け位置を下げる 一般的なファスナーの取り付けです。
事でファスナーの金属(むし)部分で革に傷が
付きにくい作りになっています。
お札入れの中に仕切りが付いているので 内側部分には、たっぷりオイルを含ませた
お札を分けて収納するのに便利です。 オイルレザーを貼り付けて仕上げています。
片側が大きく開くデザインなので別置きカード入れ等を収めるのに便利な作りです。
カードも12枚収納できるので便利です。 ここにもカードが2枚入ります。
ウォレットの場合このコバ面(革の切り口面になります)の仕上げが腕の見せ所の一つになりま
す。革の裁断面をカンナ・ヘリ落とし等の道具を使い面取りし耐水サンドペーパーで整えながら
天然フノリをベースとしたアレスオリジナルブレンドのコバ処理材を磨りこみ磨き上げて仕上げ
いきます。
耐水サンドペーパーでの仕上げは、始めに120番又は、240番の中目である程度コバ面を整えます。更に400番で整え、800番目の細めで仕上げます。
場合によっては、1000番または1500番の極細目で最後の仕上げをします。
この10数回に及ぶ工程を経て、革を曲げても割れにくく透明感がある美しい艶のあるコバ面に仕上げていきます。
ーお好きな色でお作り致しますー
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LAW-004 ロングウォレット ¥28000円
ARW-004
パイソン仕様 約192mm×95mm
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